盛況のうちにSLOW MOVEMENT豊洲公演が行われました。
SLOW MOVEMENTは、国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組んでいるSLOW LABELによる新しい取り組みです。
年齢、性別、国籍、障害の有無などを越えて集結した人々が、街中でパフォーマンスを繰り広げることで<多様性と調和>のメッセージを広めていくプロジェクト。サーカスやダンスなどの身体表現を取り入れ、様々な分野のクリエイターと市民がワークショップを重ねながらつくる参加型パフォーマンスです。
SLOW MOVEMENTの詳細は、下記SLOW LABELのウェブサイトから
http://www.slowlabel.info/project/movement/
2015年、スロームーブメントは東京(豊洲、青山)を起点に、日本国内だけでなく海外にも遠征し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、そしてその後に向けて発展、成長していくことを目指しています。
スポーツ・バイ・アート・イニシアチブは、言語や文化の違い、障害の有無などを超えて、多様なつながりの中からパフォーマンスが生まれ、成長するというSLOW MOVEMENTのコンセプトに共感し、今後継続的に共催者として参加していきます。
10月25日に豊洲公園で開かれた豊洲ワールドフェスティバルの会場で、SLOW MOVEMENTが今後本拠地として活動する新豊洲での、初めてのパフォーマンスを披露しました。
公演前夜に豊洲一帯に吹き荒れた強風で、会場のテントなどの設営が吹き飛ばされるというアクシデントの中、実施場所を変更してのパフォーマンスとなりました。その影響で一般参加予定のファクトリーの中止など、一部内容が変更されましたが、公演本番は最高のお天気に恵まれ、きらきらと光る豊洲運河を背景に、たくさんのお客様に最高のパフォーマンスをお見せすることができました。
コスチュームデザイナーの武田久美子による白い衣装に合わせられたヘッドプロップスは、ヘッドピース・アーチストでヘアデザイナーの藤原一毅によるもの。日の光にキラキラと反射する「Twinkle Catcher」などの舞台装置、小道具の制作はアーチストの井上唯が担当しました。
今、もっと注目の若手詩人、三角みづ紀が書き下ろした、公演タイトルでもある詩、「The Eternal Symphony」は、幅広い分野に楽曲提供を行っているミュージシャン、坂東美佳によってパフォーマンスをリードする音楽に表現されました。
そしてこのSLOW MOVEMENTの企画から発案され、音楽のヤマハとオートバイのヤマハ発動機の二社によって共同開発された電動アシスト車椅子「&Y01」(愛称アンディ君)も登場。車椅子を操作する動作と連動して音が鳴るインタラクティブメディアは、メディアアーチストの望月茂徳が制作したものです。
公募で選ばれたパフォーマーたちは、サーカスアーチストの金井ケイスケ、義足の女優・ダンサーである森田かずよとともに、SLOW LABELディレクター栗栖良依の総合演出による20分にわたるパフォーマンスをベストな形で表現できたと思います。
SLOW MOVEMENTは新しい技術が加わった2nd mov(第二楽章)が、来年の秋に再び豊洲に戻って来ます。国内外の各地で公演を重ねるごとにSLOW MOVEMENTは成長し、そのパフォーマンスは変化していきますが、その年毎の成果は、年に一度の豊洲公園で表現されます。
2015.09.28
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