平成29年10月28日(土)29日(日)に、「秋のSPORT × ART FESTIVAL 2017」が開催されました。
季節外れの台風の到来で、朝から小雨が降る中、フェスティバル会場である新豊洲さくら広場のウッドデッキの特設ステージに歌手の麻倉未稀さんが登場して、大ヒット曲の「HERO」を熱唱。フェスティバルのオープニングを飾っていただきました。このサプライズゲストは、マギーズ東京のサポーターである麻倉さん自身の、マギーズ東京の1周年をお祝いしたいというたってのご希望で実現したもので、多くの人がウッドデッキに集まり、麻倉さんのパワフルな歌唱に聞き惚れました。
そのあとは、マギーズ東京の共同代表で、日本テレビキャスターの鈴木美穂さんの司会進行で、今回のフェスティバルを共催した、これから新豊洲を一緒に盛り上げていく各事業者が紹介されました。
今回のフェスティバルのテーマは「HUG YOU ALL DAY」。実はこのテーマは、ここ新豊洲でがん患者の方々の精神的サポート活動を行なっているマギーズ東京からいただいたものです。「HUG YOU ALL」とは、「みんなの人生を受け止めて、抱きしめよう」というマギーズ東京の活動コンセプトで、これはSPORT × ARTの「誰もが楽しく体を動かし、クリエイティブでいられる社会」というまちづくりの理念にも共通するところから、今回初めてとなるSPORT × ART FESTIVALのテーマとさせていただきました。
1周年を迎えたマギーズ東京では、活動を多くの方々に紹介するために多くのスタッフを準備して大規模なオープンデイを実施。雑誌「HUG」や、ロゴ入りTシャツなどのオリジナルグッズの販売も行われました。お隣のCitabria Food Labからはさくら広場の各施設を代表して、マギーズ東京にバースデイケーキがプレゼントされました。
Citabria Food Labの系列で、日本橋に店舗を構える評判のフレンチレストラン「La Bonne Table」が、2日間だけのオープンエアビストロをさくら広場にオープン。日本の若手フレンチを代表する中村和成シェフが自ら大型キッチンカーに陣取り、フレンチサンドイッチ2種と、温かいスープが2日間のメニューとして提供されました。また「La Bonne Table」の売り物である自然派ワインのセレクションも人気で、雨の中たくさんの方々に美味しい料理とワインを楽しんでいただきました。
IHIステージアラウンド東京前には豊洲FOOD-HUB MARKETがオープン。埼玉県草加市で農業を営む中山夫妻が中心となり、豊洲と都市近郊農業をつないでいく試みとして、今後継続的な実施を予定しているマルシェです。イベント当日も中山夫妻が減農薬で栽培したとれたての野菜を販売するほか、小物やお菓子の販売、29日にはハンモックでのリフレソロジーも登場しました。
イベントでの新豊洲Brilliaランニングスタジアムのテーマは「未来の運動場」。スポーツとテクノロジーが融合する未来の運動場をイメージした企画が実施されました。その内容は、誰もが学生の頃に経験した50メートル走にランニングフォームの映像記録を組み合わせた「Your Run 」、義足の障がい者も最先端の競技用義足を履いて走る体験ができる「ギソクノ図書館」、そして今回のメインイベントは、夜のランニングスタジアムが光とミストを使ったランニングゲーム場となる「ダルマさんが走った」。
このゲームは、夜のランニングトラックにレーザー光線などの照明機器とミスト発生装置を取り付け、ミストに照射された光線の壁に触れないように60メートルをできるだけ早く走り抜けるもの。台風の大雨の中、集まった参加者はタイムを競って何度もゲームにトライしていました。
ランニングスタジアム入り口広場には大型テントが設営され、フードトラックによるカフェがオープン。雨の影響でさくら広場に設置される予定だった客席もこのテント内に集約され、食事や飲み物が提供されました。
28日の夜には、この場所が大人の雰囲気の「ナイトマーケット」へ変身。ボサノバやファンクジャズなどの音楽と共に、お酒と美味しいイタリアンのおつまみを、雨にも関わらず訪れていただいたたくさんの方々が楽しんでいました。
マイビレッジでは、2日目の29日にMY GYM恒例のハロウィーンパーティが開かれました。台風の影響のため、ガーデンで実施される予定だったプレイパークなどは中止になってしまいましたが、参加者の家族はマイビレッジの室内で、仮装行列やトリックオアトリートなどの楽しい企画で1日を過ごしていました。