第2回TOYOSU会議が開かれました
今年7月に実施した「第1回TOYOSU会議」に引き続き、元陸上選手の為末大氏をチェアマンとして、TOYOSU22のコミュニティデザインアドバイザーの清水義次氏、インチョン2014アジアパラ競技大会出場の義足ランナー高桑早生選手、義足エンジニアの遠藤謙氏、クリエイティブディレクターの栗栖良依氏が参加。2016年、新豊洲エリアの都市開発を象徴する「ぐるり」の開通をきっかけに「SPORT×ART FESTIVAL」の開催や、「SPORT×ART LABO(仮称)」の建設について、意見を交わした。
会のなかで高桑選手は「まだ日本には、障がいを持つ子供やパラリンピアンが情報収集・発信する場所が少ない。東京五輪をきっかけに、障がいを持つ子供やそうでない子供のそれぞれの感性が交わり、のびのびと育つ場所が豊洲になって欲しいです」と、自身の経験から熱い想いをコメント。またこの日、障がい者×アートの視点から議論に参加した栗栖氏は「「出会い」や「課題発掘」のプラットフォームとしてのフェスティバルやファクトリーを豊洲に作りたいですね!“障がい”という言葉がなくなる社会向けたアクションを実行していきましょう」と語った。
為末氏は「障がい者やパラリンピアンだけの施設ではなく、様々なポジションの人がごく自然に混ざり合う街づくりを豊洲から発信していくべきだと思います。エンターテイメントの要素があるマルシェやカフェがあってもいいし、走りながらトマトを食べている風景が生まれて欲しいですね。豊洲の日常の風景に「SPORT×ART」の風をおこしましょう!」と、豊洲の街を一つにする大きなプロジェクトを設けることを提言した。